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三波春夫と江戸時代の二次創作

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元禄15年(西暦1703年)赤穂浪士による吉良邸討ち入りの際に、助太刀をした人物がいました。
その名は俵星玄蕃

俵星玄蕃は槍術の名手なのですが、赤穂浪士の一人、杉野十平次蕎麦屋の扮装で吉良邸の偵察を行っていたとき、

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杉野の正体を見破り浅野藩びいきだった俵星玄蕃が槍のコーチをした・・・というハナシなのだが、実はこれが真っ赤なウソ・・・というか

「史実を面白おかしくするために付け加えられた二次創作」でした

 

つまり同人誌みたいな活動が江戸時代すでにあったのです。
さてここで紹介したいのは、三波春夫の代表作「俵星玄蕃
講談と歌謡曲を上手くミックスした日本歌謡史の金字塔です!

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歌詞に「山鹿流陣太鼓」という部分がありますが、これは赤穂藩お抱えの軍師・山鹿素行に由来します。
よく考えたら赤穂(兵庫県)の軍師の太鼓を江戸(東京)のヤリの先生が知ってるというのも設定としてムリがあるように思うのだが・・・
あとFateシリーズにランサーとして俵星玄蕃の登場希望