「アクションヒロイン チアフルーツ」はなぜ覇権アニメになれなかったのか
「夏アニメ最大のダークホース!」「特撮愛が溢れすぎの愛すべきアニメ!」として話題になった「アクションヒロイン チアフルーツ」がヒッソリと終了した。
『ものすごく面白かったじゃん!』という気持ちと『もう少し上手くやっていれば大ブレイクしてたかも・・・』という気持ちが正直半々なのである。
なんだか色々と惜しい!「アクションヒロイン チアフルーツ」とはなんだったのか?今一度振り返ってみよう
■フォーマットは「ラブライブ!」の丸写し
仲間を集める→ご当地特撮キャラクターショーで町おこし→全国ランクが徐々に上がる
という内容は「ラブライブ!」そのもの。それは別にいいのだがμ's版「ラブライブ!」が2クール全26話なのに対し「アクションヒロイン チアフルーツ」は12話しかない。(世界陸上で1週飛んでいる)なのでどうしても後半に行くほどストーリーがキツキツになってしまっているのだ。
また、「ラブライブ!」そっくりのキャラが登場したことでも話題になった。
(髪の結び目が逆なので許されるという風潮)
■第1話がメチャメチャ面白い
1クールという短い期間の中、視聴者の心をグッと掴んで最後まで完走させるためには最初の第1話が肝心なのだが、その第1話がメチャメチャ面白い
ご当地ヒロイン人気ナンバーワン「カミダイオー」のショーが中止される→観に行けなかった妹のためレッドとイエローがカミダイオーショーを手作りで再現→という流れなのだが、この第1話、ミシェル・ゴンドリーの「僕らのミライへ逆回転」に似た素朴な面白さがある
チアフルーツが好きな人にはこの映画オススメである
また、レッド役の声は伊藤美来で、能天気なキャラにピッタリだった
■わかりにくい団体名
当初、「カジュダイオー」で活動していたが「カミダイオー」サイドから苦情が来る→「ヒナネクター」に名称変更・・・これは別にいいのだが、チーム名が別にあり、これが「チアフルーツ」なのである。さらに「トキメキ感謝祭」という主題歌を歌う声優ユニットが別にあり、わかりにくい事ヤマの如し
■わかりにくい特撮ネタ
ちょいちょい特撮ネタを仕込んでくるのだが・・・
これは「突撃!ヒューマン!!」からのネタ、五十歳未満お断りのネタである。
わかりにくい!
■まとめ
なんやかんや言うても愛すべきアニメだった。2期を待っている。
ゼッタイないと思うけど・・・